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サービス多彩、見極め肝心 急増する有料老人ホーム

最近よく目にする「有料老人ホーム」。
高齢者向けの居住施設で、介護や食事、生活支援など役立つサービスが付帯している場合が多い。
ここ数年急増し、高齢者や家族たちに注目されている。
どんな特徴があり、何に気を付けて選べばいいのだろうか。

 ■家庭的ケア目指し

福岡市南区の介護付き有料老人ホーム「ケア・ラポート野間」。
3階建ての建物の正面玄関を入ると、入り口横の食堂からにぎやかな歌声が聞こえてきた。
毎日何かの行事があり、この日は歌や軽い体操の日という。
布や紙で作った飾りや、ドライブに行ったときの写真も壁に掲げてある。

「建物の中に“家”があって、私たちはそこにお手伝いに伺うイメージです」。
施設長の有吉明美さん(53)はそう語る。
同ホームは2005年4月に開設された。
40室すべて個室で、各部屋に車いす対応のトイレが付いている。
現在、要支援から要介護五まで31人が暮らす。
スタッフは昼間は12‐14人、夜間は3人体制だ。
有吉さんは「グループホームのような家庭的な雰囲気を、集団ケアでどこまで出せるか」と日々取り組んでいるという。

 ■年金だけでは困難

有料老人ホームには、施設が提供する介護サービスを利用する「介護付き」のほか、「住宅型」(外部の介護サービスを利用)、「健康型」(介護が必要になったら退去)などがある。
国は医療費削減のため、38万床ある療養病床を12年度末までに15万床に減らそうとしており、こうした居住施設が長期入院している高齢者の受け皿として注目されている。
また、個人の自由な生活を重視する高齢者が増えていることも、有料老人ホーム急増の背景にある。

特養など福祉施設との違いは、多くは企業が経営していることだ。
運営は利用者の負担で成り立っており、福祉施設と比べると入居費用は高い。

例えば、ケア・ラポート野間では入居一時金が150万〜288万円、生活費は12万150〜13万7150円。
このほか介護保険の1割負担(例えば要介護一なら1万7063円)、日用品代月3000円などがかかる。
同ホームは、介護付き有料老人ホームの中では高い方ではない。
年金だけで有料老人ホームに住むのは現実的には難しいようだ。

 ■どう暮らしたいか

こうした施設のほか、高齢者向け賃貸住宅など、さまざまなタイプの居住施設が増えている。

介護情報サービス業「サードエイジ」(福岡市)が福岡市・天神のイムズで運営している「らくらすプラザ」で、チーフアドバイザーの漆谷るみさんは「まずは自分がどう過ごしたいのか、具体的なイメージを持つことが大切」と語る。
その上で家族とともに、身体状況や経済状況などを考慮するといい。
専門用語も多く、施設によって「生活費」の中身が異なるなど、複雑な点もあるため、見学など十分な事前準備が必要だという。

2007年07月04日 西日本新聞朝刊
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/topics/20070704/20070704_001.shtml

相変わらず増え続けている有料老人ホーム。
記事にあるいように国が仕込んだものです。
医療費削減の受け皿は有料老人ホームだけではありませんが、国がお金を出さなくて済むようには民間企業を使うのが手っ取り早いのでしょう。
コムスンの一件で、今後の民間介護事業所の運営に注目です。